GONDWANA開発ブログ

五大開発株式会社のGONDWANA開発に関する公式ブログです。

一定の高さに浮かぶ地域名と境界線の見やすい表示機能の試験実装について

こんにちは、伊藤@GONDWANA開発チーム・メインプログラマーです。このブログではリリースのお知らせのほか、開発中の小話やGONDWANAの使い方のTipsなども公開して行きたいと考えています。今回は現在開発中の小さな追加機能の小話を少々。

G3 は「乗算合成」をサポートしているので既存の地図に白地図を重ねると簡易的に境界と地域名を表示できます。

この応用で現在も「平野部」の地名表示は3D地図に重ねても読めるのですが、地形の起伏によっては判読し難いことがあります。例えば、

ちょっと読めませんね。北海道の「苫前町(とままえちょう」です。また、かなり合成段階で工夫しないと重ねる下の地図の色合いによっては平野部でもこの例のように文字がなかなか読み難いですね。

そこで、大きな新機能開発の合間にちょっとした工夫で標準搭載の機能として白地図の合成を応用してもっと読みやすくできないかな、とふと思い、

こんな機能を実装試験しています。

これはほんの思いつきでちょっとの対応コストですぐにできるわりにはユーザーに恩恵が大きいのではないかなと思い、メインタスクの合間に実装しています。

近い将来的にはベクターベースで字区界や地域名、また道路などの表示にも対応予定ですが、そのためのベクターベースのシステムの開発はややコストの大きな対応として進行中なため、先んじて、「白地図を透過して一定の高さに表示できたら現時点の妥協としては開発コストに対するユーザーメリットのパフォーマンスが良いアップデートを速やかに提供できるのではないか?」と思い、使いやすい「透過白地図」を動作速度も良好に提供したいと、タイルレイヤーのLUAスクリプト機能を若干追加したり、調整具合を試験しています。

おそらくこの機能は近いマイナーバージョンアップのリリースでご提供できる見込みです。