GONDWANA開発ブログ

五大開発株式会社のGONDWANA開発に関する公式ブログです。

0.701.0-1

本体機能の変更

  • 0.701.0
    • タイルレイヤーのアピアランスソースのGONDWANAカテゴリーに「白無地」と「黒無地」が追加されます。
    • タイルレイヤーの立体化ソースにのGONDWANAカテゴリーに500mごと、最高5000mまでの固定標高ソースが追加されます。
    • test_sin_x.luag3_test_sin_x.lua にファイルパスが変更されます。
    • 試験的な実装のために過去に一時的に存在した shapefile 関連の使用されないスクリプト定義が削除されます。
    • Intel HD Graphics シリーズなどジオメトリーシェーダーやテッセレーターを搭載しない低性能GPU環境向けのシェーダープログラムにバグがありそれらの環境で正常に動作しない問題が修正されます
      • 主な対象となる計算機の例: Intel HD Graphics 4000 など
    • runner に終了時の状態を復元などに使えるオートスペル機能が追加されます。
      • オートスペル機能は標準で終了時の全てのステートスペル対応モジュールの状態を自動的にステートスペル化して設定ファイルを更新します。
        • この機能は設定ファイルの runner.auto_spell.save_on_finalize を false に変更する事で無効化もできます。
        • この機能の対象モジュールは runner.auto_spell.save_target_modules で選択的に変更できます。
      • オートスペル機能は標準で起動時に特定のコマンドを各モジュールの初期化後、自動的に実行します。
        • 標準設定では終了時の自動ステートスペル保存機能により、次回起動時に前回終了時の状態を復元する効果が発動します。
        • この機能は設定ファイル runner.auto_spell.load_on_initialize を false とする事で無効化する事もできます。
        • この機能で実行されるコマンドは起動時に設定ファイル runner.auto_spell.spell に設定されているコマンドになります。
    • 「タイルレイヤーウィジェット」で「ソース」や「合成方法」を選択する際、及び各種ツールチップのポップアップ表示の背景色と透過度が見やすく修正され配色が統一されます。
    • view_gl_tilemap.use_tessellation を false としてGPUのテッセレーターを使用しない場合にタイルマップが描画されないバグが修正されました。
    • テッセレーターに非対応の低性能GPU環境で起動された場合に自動的に低性能GPU環境向けにタイルマップを低解像度で起動可能になりました。
      • このアップデートにより、テッセレーター非対応の低性能GPU環境でGONDWANAを起動する場合に予め手作業で use_tessellation フラグを無効化しておく必要がなくなります。
      • この自動ストール機能は view_gl_tilemap.auto_stall.subdivision_level.if_tessellation_disabled を false とする事で無効化する事もできます。
      • この自動ストール機能が働いた場合の起動直後のタイルの分解能は view_gl_tilemap.auto_stall.subdivision_level.level で設定可能です。初期値は10です。
    • 自動ストール機能が機能強化されます。
      • タイルマップの自動ストール機能に低性能GPU環境でタイルマップレンダリングスキップ閾値を自動的に低下させる機能が追加されます。
        • この更新により標準設定のままでも低性能GPU環境でGUIは動作するのにタイルマップの動作が極端に遅くなるなどのバランスの悪い負荷状態が発生し難くなります。
      • OpenGL-3.0 未満のレガシーGL環境でGONDWANAを実行した際にタイルの分解能を強制的に 8 以下に落とす機能を view_gl_tilemap.auto_stall.tessellation.if_gpu_has_not_capbility を false とする事で無効化できるようになります。初期値は true です。
        • この機能は OpenGL-3.0 未満のレガシーGL環境とその互換環境、より具体的には WebGL-1.0 向けの設定としてこれまでもコンフィグレーションなしで自動ストールが実装されていましたが、この機能の有効/無効が切り替え可能になったものです。
      • 自動ストール機能のコンフィグレーションバリエーションが整理されます。
        • auto_stall.if_lt_opengl_3_0.enabled: true が有効な場合、 OpenGL-3.0 未満の環境で次の設定が自動ストール機能により有効化されます。
          • subdivision_level_max: 8 使用可能な最大分解能が最大で8までに制限されます
        • auto_stall.if_lt_opengl_4_0.enabled: true が有効な場合、 OpenGL-4.0 未満の環境で次の設定が自動ストール機能により有効化されます。
          • use_tessellation: false テッセレーターが無効化されます。
        • auto_stall.if_intel_hd_graphics_4600.enabled: true が有効な場合、 Intel(R) HD Graphics 4600 環境で次の設定が自動ストール機能により有効化されます。
          • use_tessellation: false テッセレーターが無効化されます。(HD4600は本来テッセレーターを使用可能ですが、開発チームが動作試験により問題が生じる可能性が高いと判断した為、暫定阻止として試験的にこの設定が取り込まれる事になりました。)
        • auto_stall.if_intel_hd_graphics.enabled: true が有効な場合、 Intel(R) HD Graphics シリーズ環境で次の設定が自動ストール機能により有効化されます。Windows環境の場合この設定は次のWindowsエクスペリエンスインデックススコアによる自動ストール機能に優先する事でNVIDIA Optimusテクノロジー搭載機においてユーザーが意図的に統合グラフィックスでGONDWANAを実行した場合に採用されます。
          • subdivision_level: 10 起動直後の分解能が 10 に設定されます。
          • rendering_skip_threshold: 0.50 タイル描画をフレームスキップ判定する閾値が 0.50 に設定されます。
        • auto_stall.by_winsat_graphics_score.enabled: true が有効な場合、実行環境が Windows であれば Windowsエクスペリエンスインデックスのグラフィックスのベンチマークスコアにより自動ストール機能が動作するようになります。
          • スコア 6.0 未満の環境の場合
            • subdivision_level: 10 起動直後の分解能が 10 に設定されます。
            • rendering_skip_threshold: 0.50 タイル描画をフレームスキップ判定する閾値が 0.50 に設定されます。
          • スコア 7.0 未満の環境の場合
            • subdivision_level: 11 起動直後の分解能が 11 に設定されます。
            • rendering_skip_threshold: 0.70 タイル描画をフレームスキップ判定する閾値が 0.70 に設定されます。
    • パッケージマネージャーモジュールが本体更新に必要最小限の規模で実装されます。
      • 起動時に自動的に本体の更新可否を確認し、本体の更新が可能な場合は掲示板ウィジェットに表示を行います。
        • この機能が不要な場合は設定ファイル etc/gondwana.json の package_manager.auto_check を false にする事で無効化できます。
      • 起動時に本体の更新が可能と判定された場合に、自動的に最新のGONDWANAのダウンロードリンクを含むリリースノートページをOS標準のウェブブラウザーで開きます。
        • この機能が不要な場合は設定ファイル etc/gondwana.json の package_manager.auto_open_release_note を false にする事で無効化できます。
      • ユーザーの都合等により更新の確認時に現在のGONDWANAのバージョン情報を意図的に固定する事ができます。
        • 通常はこの機能を一般の多くのユーザーが意図的に使用する必要はありません。
        • 設定は etc/gondwana.json の package_manager.local.force の architectures または version.{major|minor|revision|distribution} の各項目を空ではない適切なバージョンとして有効な文字列を設定する事で可能です。
      • ユーザーの都合等により更新を確認するパッケージの配布元について設定を変更する事ができます。
        • 通常はこの機能を一般の多くのユーザーが意図的に使用する必要はありません。
        • 設定は etc/gondwana.json の package_manager.origin の index_url, release_note_base_url, authentication.{type|username|password} の各項目を設定する事で可能です。
          • 例として、配布元への接続にBASIC認証が必要な場合は type に Basic 、 username, password のそれぞれの文字列を設定する事で対応可能となります。
    • 三人称視点に切り替えた時にミニマップ上に視野が表示されるようになりました。
    • 三人称視点の時のカメラの移動量が不適当になるバグを修正しました。
    • 三人称視点の時に保存したスペルを読み込んだ時の挙動を修正しました。
    • ズームレベル自動のチェック状態が終了時に保存されるようになりました。
      • 終了時保存の要否をview::gl::widget::camera.on_exit.save_auto_zoom_state で変更できます。
    • ズームレベル自動のチェック状態とズームレベルがステートスペル機能で保存、復元可能になりました。

ディストリビューションレベルの変更

  • 0.701.0-1
    • タイルレイヤーの立体化ソースにのGONDWANAカテゴリーに5m、10m、50m、100m の固定標高ソースが追加されます。
    • タイルレイヤーのアピアラインスソースの国土地理院-ベースマップカテゴリーの「写真」が「写真(黒抜き)」に変更され「写真(オリジナル)」が追加されます。
    • タイルレイヤーのアピアラインスソースのGONDWANAカテゴリーに青無地が追加されます。

現時点での暫定的な操作について

  • 「終了」のキーボードショートカットとして ESC キーが試験的にデフォルトとして実装されています。
    • 近日中にデフォルトでは ESC キーで終了しない設定に切り替える予定です。
  • 「ウィンドウの移動」と「サイズ変更」の操作は仮実装として試験的に実装されています。
    • 移動: CTRL + SHIFT + マウス移動
    • サイズ変更: CTRL + ALT + マウス移動
    • 近日中に一般的なウィンドウ操作のユーザビリティーに合わせた操作方法とユーザーに視覚的にもわかりやすいインターフェースの実装を予定していますのでいましばらく特殊な操作が必要な点でご不便をお掛けいたしますがご了承頂ければ幸いです。

その他、お気づきの点があればお気軽にユーザーコミュニティーへどうぞ。

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