GONDWANA開発ブログ

五大開発株式会社のGONDWANA開発に関する公式ブログです。

G4-4.0.0.21 ( preview-6d ) CBT Release

Release Note

  • 新機能
    1. 「日付と時刻」 HUD が追加されます。 #69
    2. 「日付と時刻」 Menu が追加されます。 #69
    3. 「日付と時刻」 APIs が ProceduralPlanet APIs へ追加されます。 #69
      1. ProceduralPlanet.GetDateTime API Reference
      2. ProceduralPlanet.GetDateTimeTickFactor API Reference
      3. ProceduralPlanet.SetDateTime API Reference
      4. ProceduralPlanet.SetDateTimeTickFactor API Reference
  • 変更
    1. メインメニューの未実装の項目が暗転しサブメニューを使用できない状態が視覚的にわかりやすくなります。 #87
  • バグ修正
    1. メインメニューのサブメニューが若干ずれて表示される不具合が修正されます。 #87

Screenshots

f:id:godai-gondwana:20180306154651p:plain f:id:godai-gondwana:20180306154657p:plain f:id:godai-gondwana:20180306154638p:plain

G4-4.0.0.20 ( preview-6c ) CBT Release

Release Note

  • 新機能
    1. 「地物」HUDが追加されます。 #83
      • GeoObject の位置をHUDに表示します。
      • GeoObject の ShowName が有効な場合は名称の表示を試みます。標準で有効です。
      • GeoObject の ShowLonLat が有効な場合は経度と緯度を表示します。標準で有効です。
      • GeoObject の ShowAltitude が有効な場合は高度を表示します。標準で有効です。
      • GeoObject の ShowAllProperties が有効な場合は全てのプロパティー群を表示します。
        • http:// https:// file://value を持つプロパティーは key を表示し、クリックするとブラウザーまたはOSの関連付けによりURLを開きます。
        • それ以外のプロパティーは key:value 形式でプロパティーの表示を行います。
      • 地物のターゲットアイコン部分をクリックすると注視点を移動できます。
    2. API が追加されます。
      1. GeoObject.IsShowLonLat
      2. GeoObject.SetShowLonLat
      3. GeoObject.IsShowAltitude
      4. GeoObject.SetShowAltitude
      5. GeoObject.IsShowAllProperties
      6. GeoObject.SetShowAllProperties
    3. ポインティングデバイスの中ボタンのクリック操作により「操作モード」と「カーソルモード」の切り替えを行えるようになります。
      • この新機能の実装に伴い、中ボタンの従来の機能が変更されます。(変更を参照)
  • 変更
    1. ポインティングデバイスの中ボタンを押しながらの操作に割り当てられていた注視点の操作機能が左ボタンを押しながらの操作に変更されます。

Screenshots

f:id:godai-gondwana:20180302161058p:plain

f:id:godai-gondwana:20180302161816p:plain

G4-4.0.0.19 ( preview-6b ) CBT Release

Release Note

  • 新機能
    • 「操作インジケーター」HUDが実装され、注視点の移動、視点の回転などの操作中にHUDへどのような操作を行っているか表示されるようになります。 #79
    • 地形のワイヤーフレームの色、表示の有効/無効をコンフィグレーションで設定可能になります。 #80
  • 変更
  • バグ修正
    • GetIndex GetMaterialParam GetNormal GetTangent GetTextureSource GetUV GetVertex GetVertexColor で id をオブジェクトとして与える params パターンを使用すると G4 が不正終了するバグが修正されます。 #76
    • ワイヤーフレームの有効/無効の設定が新たに読み込まれる地形に適用されない不具合が修正されます。 #81

Screenshots

操作インジケーターHUD、注視点操作:

f:id:godai-gondwana:20180228055539p:plain

操作インジケーターHUD、視点操作:

f:id:godai-gondwana:20180228055631p:plain

G4-4.0.0.18 ( preview-6a ) CBT リリースのお知らせ

Release Note

  • 新機能
    • 「カメラの注視点の設定」メニューGUIが追加されます。 #72
    • 注視点の移動速度を「カメラの注視点の設定」メニュー及びコンフィグレーションファイルで設定可能になります。
      • target_moving_velocity_effect_altitude: カメラの高度の影響を on/off できます。 on の場合は 1000m を基準に10の対数かつ最小 0.1 倍の範囲で移動速度の係数が自動的に調節されます。
      • target_moving_velocity_effect_fovy: カメラの水平視野角の影響を on/off できます。 on の場合は 90 deg を基準に線形に逆比例し、移動速度の係数が自動的に調整されます。
      • target_moving_max_velocity_in_degrees_per_sec: 移動速度係数が 1.0 の場合の移動速度 deg/sec を設定します。標準値は 2.778e-4 ( = 1 / 60 / 60 ) deg/sec です。
      • target_altitude_mode:
    • 注視点の標高を3つのモードを切り替えて使用できる機能が追加されます。
      • 3つのモード(括弧内はコンフィグレーションファイルにおいて設定する場合の値):
        1. 「相対標高モード」 ( relative )
        2. 「絶対標高モード」 ( absolute )
        3. 「絶対標高+地中回避モード」 ( absolute_if_not_underground )
      • この機能の実装に伴い、標準で注視点が常に注視点の経緯度における地表標高0mに調整されるようになります。
    • 「メインメニュー」の「カメラ」が実装され「カメラの注視点の設定」と「カメラの視野角の設定」をメインメニューから呼び出せるようになります。
      • 「ターゲットカーソル」HUD の下部に注視点から視点までの距離の表示が追加されます。
  • 変更
    • キーボード、マウス、ゲームパッドなどの入力デバイスによる操作が機能の実装試験レベルから本仕様レベルへ大幅に改良されます。
    • 「ターゲットカーソル」HUD のカーソルや文字列の縁に影が付きメインビューの表示状態によらず視認性が向上するよう改良されます。 #65
  • バグ修正
    • 地形が新たに読み込まれるタイミングで稀に不正終了する問題が修正されます。この修正に伴い関連の動作に若干の速度低下が生じます。 #77
    • 注視点の標高が 0 m 以下の場合に地形の LOD レベル計算に不具合が生じ異常な挙動が発生する問題が修正されます。 #78

追加されたコンフィグレーションや操作の詳細については後ほど WIKI へ解説を追加します。

G4-4.0.0.17 ( preview-6 ) CBT リリース

Release Note

  • 新機能
    • これまでの "空" の描写に加えて "宇宙" の描写が追加されます。カメラの高度に応じて "空" と "宇宙" が成層圏(高度およそ 11km から 50 km )を目安に自然に切り替わるようになります。 #62
    • HUD が開発用の仮仕様から本仕様へ更新されます。
      • 「コンパス」HUDパーツが追加されます。
      • 「ターゲットカーソル」HUDパーツが追加されます。
      • 画面右側に表示されていた数値情報群が表示されなくなります。

今回リリースから preview-6 系となります。 preview-6 系では3ヶ月間程度を掛けて、HUDの機能追加、メニューGUIの機能追加、キーボード・マウス・ゲームパッドなどのHID関連の操作性の向上など、ユーザーインターフェース回りの機能実装を進める予定です。

「コンパス」HUD:

f:id:godai-gondwana:20180216235057p:plain

「ターゲットカーソル」HUD:

f:id:godai-gondwana:20180216235123p:plain

G4 TargetCursor HUD Testing from Usagi Ito on Vimeo.

"空" と "宇宙"

4.0.0.16 CBT までは "空" しか実装していませんでした。このため、カメラを注視点から遠く、あるいは注視点を地球の外形が見える程度に置いても、大気のある "空" が広がり不自然な表現になっていました。

次回リリース予定の 4.0.0.17 CBT ではこれまでの "空" に加えて "宇宙" の描画を実装し、成層圏(高度およそ 11 km .. 50 km )を境界にシームレスな "空" と "宇宙" の切り替わりが行われるようになります。

直接的に地形や地図の機能として効果の生じる更新ではありませんが、使用者にとってより自然な表現を行える事で、より、わかりやすく、ストレスを与えずに使えるようになるこうした修正も大切な事と考えています。

G4-4.0.0.16 ( preview-5b ) CBT リリース

Release Note

  • バグ修正
    1. カメラを注視点から大きく離すと"空"を描画している天球用のポリゴンの形状が見えて不自然な表現なる問題を修正しました。 #58
      • この修正に伴い、天球の実装に伴い本来見えるはずの地平線よりも近い地形しか表示できなくなっていた問題も修正されました。 #27
  • 変更
    1. カメラを注視点から大きく遠ざけた状態でもカメラ操作により描画が乱れるようなモーションブラー効果が発生しないよう変更しました。 #57
    2. 標準設定のアンチエイリアシング処理を TXAA から FXAA へ変更しました。最終的な見た目の描画品質が良好になります。 #60
    3. 明るい場所と暗い場所の移動、日時の変化、発光体の有無などによりその場の明るさに変化が生じた際に実際の変化に対して、 "人間の目の明るさに対する慣れ" をシミュレーションしてコントラストを徐々に調整する "Auto Exposure" エフェクトが発生しないよう変更しました。 #61

Screenshot

今回の修正で視認可能な見かけ上の地平線、地形が本来処理可能な広い領域となった様子。

f:id:godai-gondwana:20180129173013p:plain