GONDWANA開発ブログ

五大開発株式会社のGONDWANA開発に関する公式ブログです。

G4のユーザーインターフェース

G4に実装中のユーザーインターフェース「メインメニュー」:

サブメニュー(機能や設定ごとに提供される操作画面)の1つ「地形/ワイヤーフレームの設定」:

G4には当初、本体にはユーザーインターフェース(以降、"UI")をほとんど付けず、必要に応じてユーザー層ごとに操作用プラグインを提供してUIを最適化しようと考えていました。これはG3のUIがGONDWANAを楽しんで頂きたい多くのユーザーには複雑過ぎた反省と、プロフェッショナルユーザー、ライトユーザーそれぞれに最適なUIを提供したい考えによるものでした。

しかし、G4の設計と実装のすべてを担当する伊藤(私)がある日のプライベートタイムに久しぶりにゲームを遊んでいると、G4にとっても良いUIを閃く事になりました。この時遊んでいたゲームは「ソフィーのアトリエ」。コンピューターロールプレイングゲームにはしばしばゲーム中にボタンを押すと「メインメニュー」(キャンプメニュー)が開いてアイテムを使用したり、設定を変更したり、ゲームのプレイ状態を保存したり、ゲーム本編は一時的に中断してメニューによる操作を行う機能が実装されています。

ユーザーにとって、目的の行動をその場で取れる選択肢を明示的にメニューとして与え、必要に応じて絞り込んだり、より詳細を展開したり。また、ゲーム中にお店でお買い物をしたり、会話中に応答や行動を選んだり、そうした多くの操作がコンピューターロールプレイングゲームではその時々の必要に応じたメニュー型のUIで提供されます。

このようなUIはユーザーにとっては「とりあえず、使ってみれば自然に分かる、画面を見れば必要な操作をできる、何ができるのか自然と身につく」、そのような優れたUIである事を今更ながら再発見した次第です。

G3では設定できる事や表示されるパラメーターがマルチウィンドウ型でまさに同時に展開され、多くのユーザーには初見から「複雑そう」「使うのが大変そう」「面倒くさそう」という印象を与え、何か面白い使い方ができそうと感じて頂いても何をどう操作、設定したら良いのか複雑過ぎてわからずに諦めてしまわれた方も多かったとオープンβテストで頂いたご意見等からも把握しています。

G4のUIはメインメニューを中心に目的に併せて選択式に機能や設定へのアクセスを直感的に絞り込め、目的の機能や設定へのアクセス中は必要なパラメーターへ混乱せずに注意を集中し、設定の結果をプレビューで確認しながら1つ1つ目的の表現状態へ向けて操作できるよう工夫しています。

一般公開にはもう暫くお時間を頂く見込みですが、引き続き "G4" へご期待頂ければ幸いです。